名前に日本語を含むリソースグループを使用する場合の注意点について

  1. 1. 確認できている事象について
  2. 2. 推奨する設定について

リソースグループ名に日本語 (例: 機械学習用リソースグループ) など 2 バイト文字が含まれる場合、当該リソースグループに Azure Machine Learning ワークスペースを作るといくつかの管理操作がエラーとなる場合がございます。これらの事例と、推奨する設定をお纏めいたします。



確認できている事象について

日本語を含んだ名前のリソースグループを使用する場合、コントロール プレーン操作 (管理操作) や一部の UI 機能の実行がエラーとなることを確認しております。これは、操作の実行時に行われる認証処理など内部通信において、日本語を含むリソース ID を正しく認識できないことに起因して発生いたします。

現在 (2021/11/08)、確認できている事象は以下の通りです。

  • 自動機械学習の DNN オプションを使用できない (※ 2021/10/19 修正済み)
  • コンピューティング インスタンス起動 / 停止が失敗する (※ 2021/11/08 修正済み)
  • コンピューティング インスタンスのスケジュール起動 / 停止が動作しない

また、ノートブックで Python コードを実行する際、こうしたリソース ID が使用されるような処理においても失敗する可能性がございます。オープンソースのモジュールで日本語など 2 バイト文字に対応していない場合、弊社にて修正および回避策を提示できない場合もございます。


推奨する設定について

Azure Machine Learning サービスに閉じた機能であれば修正リクエストをいただくことで適宜対処を検討させていただくことは可能ですが、対処の完了まで時間がかかる場合があり、また別のサービスとの連携を含む機能では修正が困難となる可能性もございます。
上記を踏まえまして、リソースグループ名は 「英数字およびハイフンのみ」 としていただくことを強く推奨いたします。

※ ワークスペースおよびコンピューティング リソースに関する名前付け制限は以下をご参照ください。

Azure リソースの名前付け規則と制限事項 #Microsoft.MachineLearningServices

Entity Scope 長さ 有効な文字
workspaces    resource group    3-33    英数字とハイフン。
workspaces / computes    ワークスペース    2-16    英数字とハイフン。

変更履歴
2021/10/16 created by Mochizuki
2021/10/19 modified by Mochizuki
2021/11/08 modified by Mochizuki

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